グリセリンが合わなかった話~“万能保湿成分”の落とし穴と、私がたどり着いた解決策~

「保湿=グリセリン」
って、よく聞きませんか?

市販のスキンケア製品の多くに含まれていて、
しかも
「安全で刺激が少ない保湿成分」
と紹介されることがほとんど。

でも――

私の肌には、
どうやら“合わなかった”みたいなんです。

今回は、

「保湿の味方」だと思っていたグリセリンが
私にとっては肌荒れの原因になっていた話。

そして、
それに気づくまでの道のりと、
今どうしているかをお話しします。

気付き

なんだかいつも肌がベタつく。
なのに、乾燥するところは乾燥する。
スキンケアをしているのにニキビができる。
しかも、
なんとなく赤みやピリピリも増えてきた気がする――

その原因が、「グリセリン」だったと気づいた時、ちょっと衝撃でした。

グリセリンってどんな成分?

グリセリンは、
水分を吸着して肌に潤いを与える
保湿剤の代表格。

安全性が高く、
アレルギーも起こりにくいとされていて
化粧水・乳液・クリームなど…

さまざまな製品に使われています。

でも実は、

「グリセリンが肌に合わない人」も
一定数存在する事をご存知でしょうか?

  • ベタつきが残りやすい
  • ニキビが悪化する
  • 肌の赤みや刺激を感じる

…など、
私もそのうちのひとりだったようです。

私の肌に起きた異変

もともと混合肌で、
Tゾーンはテカるけど目元は乾燥しやすい。

しかも少しの刺激で赤くなったり、
季節の変わり目には肌荒れしやすい。
そんな肌質です。

そんな肌に「保湿が大事」と思って、
たっぷりの化粧水+乳液でお手入れしていました。

でも、ある時から、

“お手入れしてるのに肌の調子が悪い”
というモヤモヤが続くようになりました。

たとえばこんな状態です:

  • 朝しっかり保湿したのに、昼前には鼻のあたりがテカテカ
  • ニキビじゃないのに、こもったようなプツプツができる
  • 頬の毛穴に詰まりやザラつきが残る
  • 洗顔後すぐにヒリヒリして、スキンケアの入りも悪い
  • メイクのノリが悪く、皮脂で浮いて崩れる

最初は…これ、
全部“乾燥”のせいだと思っていたんです。
だから保湿を強化。

でも、強化すればするほど悪化していく

保湿じゃないなら・・・

「年齢のせいかな?」
「ホルモンバランスかな?」と考えていましたが、

どうも“何か”がずっと刺激になっている気がする。

そう思って、
使っているアイテムを1つずつ見直していくことにしました。

試行錯誤の中で見えてきたこと

肌荒れの原因を探るべく、
スキンケアの使い方や成分を
1つずつ検証する作業を始めました。

いわゆる「肌断食」や
「1品ずつ抜いて様子を見る」やり方で、
数日〜数週間ごとに反応を観察。

これ、正直かなり根気のいる作業でした。

最初は化粧水を変えてみたけれど、
改善はなし。

次に乳液をやめてみると、
なんとなくヒリつきがマシに。

でも、
それだけじゃ決定打がない…。

そんな中で特に意識し始めたのが「成分」です。

成分表を読むクセがついていた私は、
気になるアイテムによく登場する
“ある成分”があることに気づきました。

それが、グリセリン

「保湿成分」として
どのアイテムにも入っているし、
肌にいいイメージが強い。

でも、

自作化粧水で
グリセリンを抜いたものを使ってみたら——

✔ 肌のザラつきが減った
✔ 毛穴の詰まりが少なくなった
✔ 洗顔後のヒリヒリ感がなくなった
✔ 朝起きたときの皮脂分泌がマイルドに

明らかに肌が落ち着いたんです。

それでも

「グリセリン=悪」と決めつけたくなくて
市販のアイテムで
グリセリン入り・グリセリンフリーを比べながら
いろいろ試しました。

中には「少量なら大丈夫なもの」もありましたが
やはり

“高濃度で入っている製品は肌が不安定になる”
という傾向がはっきりしてきました。

加えて、
グリセリンには水分を抱え込む性質がある反面

空気中の水分が少ないと
肌の内部の水分まで引っ張り出すことがある
という情報にも納得。

これってつまり、

湿度や肌の状態によって
“合う・合わない”が変わる成分
ってことなんですよね。

そして私はきっと、
「皮脂が出やすく、かつ水分保持力が弱い」
という肌質だから…

グリセリンの保湿が
裏目に出ていたのかもしれません。

このように、

自分の肌を通して知ったこと・学んだことをベースに、
グリセリンとの距離感が少しずつ見えてきました。

このように、

自分の肌質とグリセリンの関係性をじっくり考えた結果、
私は思い切ってスキンケアから
グリセリンを完全に抜いてみる決断をしました。

実際にどう変わったのか、
その変化を次に詳しくお話しします。

グリセリンをやめたらどうなった?

グリセリンをスキンケアから完全に抜くことは、
最初は少し不安でした。

「保湿成分を減らして大丈夫かな?
 乾燥しないかな?」と
心配になったからです。

しかし、実際に
グリセリンフリーの化粧水や乳液を使い始めてみると、
驚くほど肌の調子が変わりました。

まず、

肌のベタつきやテカリが明らかに減りました。

いつもは午後になるとTゾーンがギラついていたのに、
それがほとんど気にならなくなりました。

次に、

毛穴のザラつきや詰まり感も少なくなった
ことがわかりました。

肌が呼吸しやすくなったような軽さを
実感できたような気がしました。

さらに、

ヒリヒリとした敏感な反応も減り、
洗顔後のつっぱり感もマイルドになりました。

これは、
肌バリアが少しずつ回復しているサインなのかも!
と期待でした。

もちろん、
乾燥が心配だったので、グリセリンの代わりに
ヒアルロン酸やセラミドなど、
肌の水分保持を助ける成分をしっかり取り入れました。

これが肌にちょうど良いバランスをもたらしてくれたようです。

総じて言えるのは、

“万人に良い”成分は存在しない
ということ。

自分の肌質や環境に合った成分を見極めることが、
本当の意味での美肌への近道だと実感しました。

グリセリンが合わずに悩んでいる方がいたら、
ぜひ一度見直してみる価値はあると思います。

私にとっては、スキンケア革命の第一歩になりました。

まとめ:私が学んだこと

今回、スキンケア成分の中でも身近な
「グリセリン」が私の肌に合わないことがわかり、
見直しを行いました。

その結果、
肌のベタつきやテカリ
敏感なヒリヒリ感が改善し、
より快適な肌状態を取り戻すことができました。

ここで私が学んだ大切なポイントをまとめます。

  • 肌質によって「保湿成分の合う・合わない」がある
    グリセリンは一般的に優れた保湿成分ですが、
    私のように皮脂分泌が多く敏感な肌には
    刺激になる場合もある。
  • 成分の役割や肌への影響を理解し、自分の肌と相談しながら選ぶことが重要
    ただ「保湿」という言葉だけで選ぶのではなく、
    肌状態や季節、生活環境も考慮することが大切。
  • スキンケアは自分自身の「肌実験」でもある
    急に変えるのではなく、
    少しずつアイテムや成分を試しながら、
    肌の反応を丁寧に観察することが肌改善の近道。
  • グリセリンの代わりにヒアルロン酸やセラミドなど、肌に優しい保湿成分を取り入れる工夫も効果的
    肌に負担をかけずに
    しっかり潤いを保つことができる。

スキンケアというものを始めて早30年…
やっと気づけた、スキンケアの原点に戻った気がしています。

これからも自分の肌を大切に、
信頼できる成分・アイテムを見極めながら
肌トラブルに負けない
健やかな肌づくりを続けていきたいと思います。

もし、同じように
グリセリンが合わないかもしれない
と感じている方がいれば、
ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

スキンケアは誰にとっても
「自分だけのもの」。

自分の肌に寄り添いながら、
無理なく続けていきましょう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!