シンプルなスキンケアで
本当に足りてるの?
そう思っていた私が、
蒸し暑い日本の夏を過ごす中で
たどり着いた答えがあります。
それが——
「自分に合った化粧水+オイル1滴で充分かもしれない」
という気づきでした。
毛穴詰まり・乾燥・ニキビ・敏感肌…
さまざまな悩みを経験してきたからこそ、
このシンプルな答えに
たどり着けたのかもしれません。
今回は、その気づきに至るまでの考え方や
実際に使っているケアの内容を
肌構造の視点も交えながらシェアしてみます。
Contents
スキンケアは「水」と「油」でできている
スキンケア製品って、成分名がずらっと並んでいて
つい「たくさん入れた方が効く」と思いがちです。
でも、ちょっと視点を変えてみると
スキンケアの本質は案外シンプル。
ほとんどの製品は
- 水分(精製水・保湿成分・有効成分)
- 油分(オイルやバター類)
の2つでできています。
乳液やクリームも、なめらかな質感は
水と油を乳化させているから。
乳化とは、通常は混ざらない水と油を
ひとつにまとめることです。
詳しくはこちらをご覧ください↓
つまり、あの、
なめらかな質感の正体は
水+油を混ぜたものなんですね。
肌も「水と油」でできている
私たちの肌も、実は同じ構造です。
角質層には
- 天然保湿因子(NMF)=水分
- 細胞間脂質(主成分はセラミド)=油分
があり、
この水と油のバランスが整うと、
肌のバリア機能が保たれ、うるおいが逃げません。
逆にバランスが崩れると、
乾燥、毛穴詰まり、ニキビ、
敏感肌などのトラブルが起きやすくなるんですね。
美容液や高級クリームも本質は同じ
美容液や高級クリームも、
構造としては「水+油」です。
- 美容液 → 水ベースで有効成分を届ける(油分は少なめ)
- 乳液・クリーム → 水と油を乳化し、保湿と保護を両立
つまり、スキンケアで最も大事なのは、
「自分の肌に合った水分をどう届けるか」
「油分でどう守るか」
この2つに尽きるのです。
「水と油をどう届けるか」の工夫に過ぎません。
ポイントは「自分に合った水分」と「肌が喜ぶオイル」
市販の乳液やクリームは、
- シリコンや乳化剤が重く感じる
- 防腐剤が合わない
- 油分が多くて毛穴やニキビが悪化
といったデメリットが出ることもあります。
でも、
自分に合う化粧水(水)+軽いオイル(油)
に切り替えると、
肌はぐっと落ち着き、軽やかな感触になります。
乳液やクリームは「鍋のふた」
ある日、スープを煮ながら気づきました。
「どんなに立派な蓋をしても
中身が入ってなければ意味がない」
化粧水=スープや具材
乳液・クリーム=蓋
肌も同じで、
まずは水分をしっかり届けることが大切。
蓋はあくまで、その水分を閉じ込める役割です。
水分ベースの化粧水で肌の中身を整える
私が気づいたのは、肌に必要な成分は
水に溶ける形で届けること。
- 肌の角質層で作用する成分(ナイアシンアミド、セラミド、ヒアルロン酸など)は水分に溶ける
- 油分はその水分を逃さないように守るだけ
この考え方を実践すると、
余計な乳液やクリームを重ねなくても
肌が軽やかなまま整うんじゃないか
そう考えました。

水分がしっかり届けばオイルは数滴で充分
肌に水分が十分に届いていれば、
油分は軽く蓋をするだけで効果を発揮します。
私の場合は、
- 朝は軽やかなスクワランオイル
- 夜はしっとり馴染むブレンドオイル(soelのリビングオイルを使っています)
この数滴だけのオイルで、
肌の乾燥や毛穴の詰まりが落ち着きました。
ポイントは“重ねない”こと。
膜っぽさやべたつきがなく、
肌が呼吸している感覚になります。
美容成分は油に入れても意味がない?
オイルに美容成分が配合されていても、
水溶性の成分は浸透しません。
だから、
成分は基本的に水分ベースの化粧水で届け、
オイルはシンプルに守るだけに使う
というのが理にかなっています。
“重ねない”から“詰まらない”
乳液やクリームで感じていた
「膜っぽさ」や「重さ」がなくなると
肌が呼吸している感覚があります。
必要以上に重ねることは
肌に負担をかけることもあるんです。
特に私は、“詰まりやすい”肌。
被膜感やペタペタしていると、
すぐに吹き出物が出来てしまいます…。
少量のオイルだけで、肌が落ち着き、
自然にバリア機能を補助できる感覚。
これが私の実感です。
季節や肌状態に合わせた調整が大事
暑い夏に気づいたことですが、
乾燥がひどい冬や季節の変わり目では
また少し工夫が必要かもしれません。
環境に合わせて量や種類を変えるのも、
服を選ぶのと同じくらい自然なこと。
服を選ぶように、肌の声を聞きながら
スキンケアを楽しむのが理想だと思います。
まとめ:シンプルケアで肌と対話する
蒸し暑い夏にわかった、
シンプルスキンケアのポイントは
- 肌に合う化粧水で水分をしっかり届ける
- 必要な油分(オイル数滴程度)で軽く蓋をする
- 余計な重ね塗りは避ける
- 美容成分は水分ベースで届ける
- 季節や肌状態に合わせて調整する
複雑に重ねるよりも、
「何を届けるか」と
「どう守るか」を分けて考えることが、
肌にとっては本当に効果的です。
肌との対話を楽しみながら、
是非自分に合ったケアを見つけてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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