鼻にじわ〜っと出てくるアレ、正体知ってた?敏感肌の皮脂と毛穴ケアの話

ふと気づくと、鼻の表面に
「じわ〜…っと」なにか出てきている。

皮脂?

べったりでもなく、テカテカでもなく、
ただじわ〜っとにじんでくる、あの感じ。

ファンデの上にうっすらヌルつきが出て
ちょっと浮いて見える。

気になってティッシュで押さえると、
化粧がはがれて毛穴が目立つ…。

こういう事、ありませんか?

私自身、
混合肌で敏感気味ということもあり

鼻のまわりだけ「皮脂が暴走してる?」
みたいな感覚をずっと持っていました。

私の実感:「触るとヌルッ」「毛穴がムズムズする」

「じわ〜」に気づいたのは、
たいてい午後。

午前中はなんともないのに、
昼を過ぎたあたりから気になり始める。

触るとヌルッとしていて、
でもテカテカの皮脂崩れとは違う。

むしろ
「中からにじみ出てくる」ような感覚…

(うぅ…気持ち悪くてスミマセン)

そのまま放っておくと、

  • 鼻の毛穴がザラつく
  • 毛穴に詰まりが見えてくる
  • ファンデがういて、毛穴落ちして見える

こういった悩みにつながるから、
なおさら厄介なんですよね。

「じわ〜」の正体は?皮脂だけじゃない!

調べてみたり、
成分の勉強をして分かってきたことがあります。

鼻から「じわ〜っと出てくるもの」は
皮脂だけではありません。

その正体は
ざっくり言うとこの4つの混合物です。

鼻のじわ〜の主な構成要素

成分内容
皮脂毛穴の奥の皮脂腺から分泌。にじみ出る感じの主役。
汗(エクリン腺)無色透明。水分多めで、皮脂と混ざるとヌルつきに。
角質・垢の一部表皮の古い角層が、皮脂や汗と一緒に混ざってくる。
菌の代謝物(脂肪酸など)常在菌(マラセチアなど)が皮脂を分解したあとの成分。臭いや刺激にも関係。

つまり

じわ〜=皮脂100%ではなく
毛穴まわりの複合的な排出物なんです。

なぜ「鼻」に集中するのか

これ、実はとても理にかなっています。

  • 鼻は皮脂腺が顔の中でもっとも多い部位
  • 毛穴の数も大きさも段違い
  • 汗腺もあり、紫外線の影響を受けやすい
  • 表面積が小さいのに、出口が多い=にじみやすい

しかも、鼻は突き出た部位なので
外気にさらされやすく
乾燥も酸化も起こりやすい。

それに対抗しようとして
肌が自分で出してくる“守りの分泌”が、
あの「じわ〜」なのかもしれません。

鼻が皮脂を出すのは、バリアを張っているから

ここで大事なのは、

じわ〜が出るのは、「肌が怠けてる」んじゃなくて「守ろうとしてる」サイン

ということ。

とくに敏感肌で
リアが弱まりやすい私にとっては、

鼻ががんばって自分を守ろうとしてる結果が
「皮脂過多」っぽく見えているだけなんですよね。

私が実践している「じわ〜対処法」

いろんなケアを試した末
今は次の方法に落ち着いています。

① 朝のスキンケア:油分を「足しすぎない」

混合肌って
「乾燥が気になるから保湿をがんばる」けど、

油分を足しすぎると鼻だけ崩壊するんですよね。

なので今は、
朝の保湿に使うオイルはごく少量。

全体にのばして、鼻はうす〜く塗るかスキップ。

鼻は
「潤いよりも出口のフタを軽くする」感覚で
調整しています。

② 日中のケア:「出たものは触らない」

じわ〜っと出てきても
触りません(笑)

どうしても気になるときは、
ティッシュでそっと押さえるだけ。

ファンデやUV効果を壊さず
摩擦も最小限。

「出ること自体は悪くない」と思えたことで
変に対処しすぎなくなりました。

③ 夜のケア:「酸化皮脂をしっかり落とす」

夜は無印のホホバオイルでクレンジング

メイクだけじゃなく
毛穴の皮脂・酸化汚れまでやさしく落とす感覚で使っています。

その後に
自作の化粧水+ソエルのリビングオイルで
しっかり保湿。

この流れにしてから、
「毛穴詰まり→押し出したくなる→悪循環」
が減りました。

④ あえて「鼻だけ保湿をしない」日もOKにする

肌の調子によっては、
鼻だけ保湿を省略する日もあります。

乾燥しすぎると逆に皮脂が増えるけど
“鼻だけオフ”にすることでバランスが取れる日もあるんです。

もしくは、鼻は
頬を保湿した手に残った化粧水やオイルを
そっとハンドプレス。

それだけで充分な日もあります。

まとめ:鼻は“出したい場所”。だから、責めないで

「じわ〜っと出るもの=悪」じゃないんです。
それは、肌が自分を守ろうとして働いている証拠

だから私たちができるのは、

  • 出過ぎないよう、油分を整える
  • 詰まらないよう、酸化汚れを落とす
  • 必要なところにだけ、潤いを届ける

そんな、肌とちょうどいい距離感を保つケア

とくに敏感肌で毛穴が詰まりやすい人には、
「何もしない」ことが
一番のケアになる日もあると思っています。

まとめると、こんな感じです。

  • 鼻に「じわ〜」っと出るのは皮脂だけじゃなく、汗・角質・菌の代謝物の混合物
  • 鼻は出口が多く、皮脂分泌が最も活発な場所だから、にじみやすいのは当然
  • 出たからといって責めず、「崩さず、詰まらせず、触らず」のケアが有効
  • あえて「鼻だけ保湿しない日」も、肌にはいい選択になることがある

肌って、部位が違うと同じケアをしていても
全く違う反応を示してきますよね。

今回は「鼻」にフォーカスして
まとめてみました。

乾燥してるのに皮脂が出る
触りたくなるけど触れない、
そんな

「鼻まわりのもどかしさ」って
実はすごく奥が深い。

でもだからこそ、
自分の肌の“声”に気づけるチャンスでもあると思うんですよね。

今回の記事が、肌との付き合い方の
ヒントになれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!