同じナイアシンアミドなのに肌荒れ?粉末を変えたら気づいた“成分の質”の違い

自作化粧水で肌育。順調です。
でも今回、トラブルが発生したので
記録に残しておこうと思います。

「ナイアシンアミドは肌にいい」はずだったのに

私の肌は、いわゆる混合肌で、敏感肌寄り
しかも年齢とともに
皮脂が詰まりやすい毛穴
目元の乾燥ジワの両方が気になってきました。

保湿をしようとすればベタついてニキビになるし
さっぱりさせると今度はカサカサする。

どちらに寄せても、なかなかしっくりこない。

そんな肌のバランスを自分で整えるために
私は自作化粧水を使い始めています。

↓こちらの記事に詳しく書いてあります。

きっかけは
「どうせなら、自分の肌に合う成分だけを使ってみたい」
と思ったこと。

その中でも特に信頼していた成分の一つが
ナイアシンアミド(ビタミンB3)でした。

自作化粧水との出会いと、肌の変化

自作化粧水を始めてしばらくすると
明らかに肌の調子が変わってきたのを感じました。

それまでの私は
肌理(きめ)というものが実感できないタイプでした。

保湿をしてもどこか“水分が溜まらない”感覚があって
うるおっているはずなのに、乾いて見える。

そんな肌が、自作化粧水を使うようになってから
肌表面がしっとり整って
手触りまで変わってきた
と感じたんです。

ナイアシンアミドを配合したレシピが
どうやら今の私の肌にはとても合っていたらしく

毛穴も目立ちにくくなり
赤みや小さなニキビも減っていくのを実感していました。

「やっぱり、成分って大事なんだな」
「しかも、自分で調整できるってすごくいい」

そんな風に思いながら
大体2週間おきに
私は自作化粧水を作り続けています。

軽い気持ちで変えた“粉末”が運命を変えた

今回、いつも使っていた
ナイアシンアミドの粉末が底をつきました。

同じ成分だし、違うメーカーでも大丈夫だろうと思い
ちょっと気になっていた別の粉末を購入。

レビューも悪くなかったし
表記されている内容も特に問題はなさそうでした。

「ナイアシンアミドって、どれも同じでしょ?」
正直、そんな気持ちだったんです。

でも、その油断が思わぬ結果を引き起こしました。

明らかに“違った”粉末の感触と肌の反応

最初に気づいたのは
粉末の粒子が荒いことでした。

今までの粉末はサラサラとした感じで
精製水にもすっと溶けてくれたのに

今回のものはなんだかゴロゴロしていて
なかなか溶けない

温めてもダマになるし
混ぜてもザラつきが残る。

ちょっとイヤな予感がしました。

それでも
試してみないことには分からない。

そう思って、
いつものレシピに組み込んで化粧水を作り
夜のスキンケアに使ってみました。

ん?ちょっと何か鼻横、赤くなってない…?

でもこれは
私の洗顔の仕方が雑な時にも起こる症状なので(笑)
”気のせいだろ~”と軽く考えてしまいました。

そして翌朝。

頬がほんのり赤く、目元がかゆい。

「え?私、昨日何かしたっけ?」

そう思って思い返すと、化粧水以外は何も変えていない。
そうだ。あの粉末しかない…。

使うのをやめてみると、
やっぱり肌は落ち着きました。

数日後に再度使ってみると、また赤みとかゆみ。

あぁ、やっぱり。
肌が拒否している。

同じ「ナイアシンアミド」でも、肌の反応が変わるという事実

ショックでした。

だって、成分名は同じなんです。

「ナイアシンアミド」。なのに
肌が反応するなんて、そんなことある?

でも、調べてみると分かってきました。

  • 粒子の大きさ(粉砕レベル)
  • 不純物の混入度
  • 精製工程や純度(98%なのか99.9%なのか)
  • 化粧品グレードかどうか(USP/EPなど)

これらの違いによって
肌への浸透や刺激の出方がまるで変わるんですね。

つまり
ナイアシンアミドという「名前」は同じでも
「中身」の質には大きな差がある。

しかもそれを一番感じ取りやすいのが
直接肌に使う私たち・・・。

自作化粧水だからこそ、違いが見える

市販の化粧品だと
ナイアシンアミドは0.5~2%程度に抑えられていたり
他の成分と組み合わされて
刺激が出にくく調整されていたりします。

でも、

自作化粧水では
成分そのものの影響がダイレクトに肌に現れる

それだけに
原料の品質がモロに出ると感じています。

今回のように
「同じ名前の粉末でも、ここまで反応が違うのか…」と
身をもって体験すると、
自作の怖さと面白さ、両方を改めて感じます。

「ナイアシンアミド入り=安心」じゃないという現実

そして今回、もうひとつ
大きな気づきがありました。

それは、

市販の「ナイアシンアミド入り」と書かれた化粧品も
安心とは限らないということ。

もちろん企業側では安全性の検証や処方設計がされています。

でも、それでも
「合わない」と感じる人がいるのは、やっぱり
原料の品質や濃度、処方バランスの違いがあるから
なんだと思います。

今まで
「ナイアシンアミドは肌にいいって聞いたのに、合わなかった」
という口コミを見るたびに
「え?そんなことある?」と思っていたけれど、今は違います。

合わないこと、あるんだ。むしろ当然なんだ。

そんな事を身をもって学びました。

使えなかった粉末、どうしたかというと…

ちなみに結局、今回購入したナイアシンアミドの粉末は
顔には使わないことにしました。

でも捨てるのもなんだか悔しい(笑)

だから、
入浴剤として使ってみることにしたんです。

少量をお湯に溶かして
しっかり混ぜてから入る。

背中や脚のくすみケアとしてなら
顔より皮膚が丈夫だからちょっと試せる。

実際にやってみたら、
今のところ問題はなく
ちょっとした“再利用”になっています。

無理に顔に使うより
肌の声をちゃんと聞いて、別の使い道を考えるのも大事
と感じました。

肌が教えてくれた、成分選びの本質

今回の出来事を通して
私はまたひとつ肌から教わった気がします。

  • 成分名だけでは判断できない
  • 安さや話題性だけで選ばない
  • 自分の肌にとって心地よいかどうか
  • 本当に合うものは、肌が一番よく知っている

自作化粧水というのは、ある意味
「実験」のようなもので…

正直うまくいく日もあれば
失敗する日もあります。

だけど、こうやって
一つひとつ確認しながら積み上げていくことが
自分の肌と向き合うことにもつながっている
と、私は思うんです。

おわりに:同じじゃないからこそ、丁寧に選びたい

ナイアシンアミドという、信頼していた成分で
肌荒れするなんて思ってもみませんでした。

でも、それは成分が悪いのではなくて
「何をどう選ぶか」の話。

この経験があったからこそ
これからはもっと慎重に、でも前向きに
成分と向き合っていけそうな気がしています。

私はまだ、自作化粧水のレシピを模索中です。

でもそれは、より自分の肌に合う
“答え”に近づいていくための
大事なプロセスなんだと思って楽しんでいます。

同じナイアシンアミドでも
肌が教えてくれる「これは違う」というサイン。

それにちゃんと耳を傾けられるようになったことが
今回の一番の収穫でした。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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