納豆カルボナーラそうめんを作ってみた!でも美容目線で見るとちょっと惜しかった話

SNSで見かけた「納豆カルボナーラそうめん」。
あのふわっふわに泡立った納豆と卵白のソースに
卵黄がとろりと乗っている写真を見た瞬間

「これは一度作ってみたい!」と心が動きました。

そうめんの新しい食べ方って
つい試してみたくなりませんか?

夏の定番だからこそ、
飽きずに楽しめるアレンジレシピを
探している人も多いと思います。

私は美容や栄養の観点で
食事を選ぶことが多いのですが、

今回は純粋に「面白そう!」という
ワクワク感から実際作ってみて
気付いたことをまとめてみました。

元ネタのレシピ

SNSで紹介されていたレシピはこんな感じです。

【納豆カルボナーラそうめん】

  • そうめん…100g
  • 納豆…1パック(タレ・からし付き)
  • 卵…1個
  • 塩…小さじ1/3
  • ガーリックパウダー…7振り
  • 黒胡椒…適量
  • 味の素…5振り
  • オリーブオイル…適量
  • 粉チーズ…適量

作り方

  1. 納豆1パックをタレ・からしと一緒に、卵白を加えて泡立てる。
  2. 塩・ガーリックパウダー・黒胡椒・味の素を加え、さらによく泡立てる。
  3. ゆでたそうめん100gを入れて全体を絡める。
  4. 仕上げにオリーブオイル・卵黄・黒胡椒・粉チーズをのせて完成!

特徴は、やっぱり
「卵白をしっかり泡立てて、ふわっふわに仕上げる」
という工程。

納豆と卵白が合わさると、不思議、
見た目がカルボナーラのソースのようになるみたいです。

私流のアレンジ

ただ、私はどうしても
「味の素」を使うことに抵抗があって…。
そこで、自家製のだし粉末を使いました。

  • 煮干し
  • 利尻昆布
  • 出汁用の鰹節

これらをミルサーで粉末にして
常備しているのですが、
旨味も栄養も満点。

化学調味料なしでも十分に
「うま味のパンチ」が出るので
安心して料理に使えます。

この小さな工夫も
「健康目線のアレンジ」の一つですね。

調理してみた感想

実際に作り始めてすぐに驚いたのが、
卵白の泡立ち。

「箸で大丈夫かな?」と思ったけれど…
なんと、すぐにふわっふわに!

納豆の粘りも加わって、まるで
メレンゲみたいに空気を含んでいくのが面白くて
作りながらちょっと感動してしまいました。

出来上がった見た目は、
確かにカルボナーラ感あり。

卵黄の黄色と粉チーズ、
黒胡椒のアクセントが加わって、
おしゃれなパスタっぽい雰囲気です。

そして味は…

最初のひと口、ふた口はとても美味しい!

ふわふわ食感と、納豆の旨味、
卵黄の濃厚さが合わさって

「おっ、これはアリ!」と
テンションが上がりました。

ただ…

5口目くらいから少しずつ
「飽き」が来たのも正直な感想(笑)。

濃厚さと独特の食感が続くので
途中で味変が欲しくなったんです。

卵黄…割れちゃった笑

食べながらふと疑問が…

そんな風に楽しみながら食べていたのですが
ふと頭をよぎったのが

「これ、栄養的にはどうなんだろう?」
という疑問でした。

納豆は美容に良いとされる代表的な食材。

美肌や髪に必要なビタミンB群
特に「ビオチン」が豊富に含まれています。

でも、

確か生卵の卵白には
「アビジン」というタンパク質があったはず…。

調べてみると、やはりアビジンは
ビオチンと強く結合してしまう性質があり
せっかくの栄養を体に吸収させにくくしてしまうのです

つまり…

このレシピで「納豆+生卵白」を組み合わせてしまうと
納豆の大事な美容成分が
ちょっともったいないことになっていたんです。

美容栄養の観点で整理すると

  • ビオチン(納豆に多い栄養素)
     肌荒れ予防、髪や爪の健康に役立つ。
  • アビジン(卵白に含まれるタンパク質)
     ビオチンと強く結合し、吸収を阻害する。

結論:納豆と生卵白は、美容面では相性が悪い

もちろん、
一度や二度食べたからといって
大きな悪影響があるわけではありません。

でも

「美容効果を意識して納豆を食べる」のなら
できれば避けたい組み合わせです。

改善策を考えてみた

せっかく美味しい(楽しい)レシピだから
美容目線でも楽しめる工夫をしたい!

そこで考えた改善策がこちらです。

  1. 卵黄だけを使う
     卵黄にはビオチンも豊富に含まれていて、栄養的にも相性が良い。濃厚さも増す。
  2. 卵白を加熱する
     レンジで軽く加熱してから泡立てれば、アビジンが失活してビオチンを邪魔しなくなる。
  3. 卵黄を後のせにする
     ふわふわ卵白を楽しみつつ、最後に卵黄をトッピングすれば「映え」も「栄養」も両立。
  4. 美容プラスの食材を足す
     粉チーズでカルシウムやタンパク質を補強、オリーブオイルでビタミンEや抗酸化作用をプラス。

SNSレシピの魅力と落とし穴

今回作ってみて感じたのは、SNSレシピの楽しさと限界。

  • 見た目のインパクト
  • 手軽さ
  • 新しい食感の発見

これはやっぱりすごく魅力的です。

一方で、

美容や栄養効果のことまで考えられているわけではないので
そのまま真似すると
「美味しいけど惜しい」こともあるんですよね。

だからこそ

自分の目的や体質に合わせてアレンジすることが大切だ
と思いました。

まとめ

「納豆カルボナーラそうめん」

実際に作ってみて
最初はとても美味しくて感動しました。

でも美容目線で見直すと

卵白のアビジンが納豆のビオチンを阻害してしまう点がちょっと残念。

ただ、それも工夫次第。

卵黄だけにする、卵白を加熱する、
だし粉で味付けするなど…

アレンジすれば
「美味しさ×美容効果」の両方を楽しめます。

SNSレシピをただ真似るだけじゃなく
自分仕様にアップデートしちゃう。

そのちょっとした工夫こそが、
日々の美容と健康の積み重ねに
なるんじゃないかな。

そんな風に思いました。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!