保湿オイルとして有名な
「スクワラン」。
私は長年、
スクワランはサメ由来のもので、
「肌に良いもの」と思い込んでいました。
ある日、
100%スクワランオイルと
書いてあるのに
すごく安いものを見つけて、ふと疑問に…
「これ、本当にスクワラン100%
なの?」と思ったんです。
調べてみると、なんと
石油由来のスクワランもある
ということがわかり、
びっくりしました。
化学式的には同じもの。
でも、
原料によって
作られた背景や性質が違うことに
驚きました。
今回は、この
スクワランオイルについて
書いてみたいと思います。
Contents
一般的に知られているスクワラン
スクワランと聞いて
どんな原料を思い浮かべますか?
肌に良さそう、と聞いたことがあるし
「植物から作られたオイルかな?」
と思う方も多いかもしれません。
でも、実はもともと
「スクワランといえばサメ由来」
と言われてきました。
化粧品業界でも
長く使われてきた歴史があり
肌へのなじみの良さや
保湿力の高さから
人気が定着したのだと思います。
私自身も、
「スクワラン=サメの肝油から作られたもの」
というイメージを持っていました。
ただ、調べてみたところ
今では
オリーブやコーンなどの植物由来
さらに石油由来のものまであり
原料はとても幅広いようなのです。
ちなみに私は、やはり酸化しにくく
肌なじみの良いサメ肝油由来の
スクワランを好んで使っています。
直感で「良い」と思えるもの、
好きなものを選ぶのって大事ですよね。
スクワランが肌にいい理由
整理すると、スクワランが肌にいい理由は
大きく4つあります
- 人の皮脂に近い構造
スクワランは、もともと人の皮脂(スクワレン)に似た構造を持っています。
だから、肌になじみやすく、「自分の皮脂のように」自然に広がり、ベタつきにくいのが特徴です。 - 保湿バリアをサポート
肌の表面に薄い膜をつくり、水分蒸発を防ぎます。
「乾燥しにくい肌」に整えるサポート役になるんですね。 - 酸化しにくい安定性
もともと皮脂の主成分スクワレンは酸化しやすいのですが、それを安定化させたのが「スクワラン」。
酸化による刺激や肌荒れを起こしにくく、長期保存にも向いています。 - 軽くて使いやすいテクスチャー
オイルなのにサラッとしていて重たくない。
「オイル=ベタベタ」というイメージを持つ方でも、スクワランなら使いやすいと感じることが多いです。
つまり
「肌の皮脂に近いからなじみやすく、
保湿しながらも酸化しにくくて軽い」
というのが、
スクワランが長く愛されてきた理由なんですね。
原料別の特徴
では、実際、
スクワランの原料には
どんなものがあるのか。
大きく3種類の精製方法があります。
1. サメ肝油由来
- サメの肝臓から抽出(昔ながらの製法)
- 皮脂に近い構造で肌なじみが良い
- 高保湿で酸化しにくい
- ハーバーの「高品位スクワラン」が代表例
2. 植物由来
- オリーブ、トウモロコシ、アマニ油などから抽出
- 軽くさらっとした使用感
- ナチュラル・オーガニック志向の製品によく使われる
- 酸化しやすいため、自作化粧水では密封や保存に注意
3. 石油由来
- 石油化学製品から化学的に合成
- 分子構造は同じで保湿力もほぼ同等
- 安定性が高くコストも低い
- ナチュラル志向の人には少し印象が異なる
実際に試してみた感触・私の選び方
私の使って見た感想は以下の通りです。
- サメ由来
肌にすっとなじみ、翌朝までしっとり - 植物由来
確かに軽くさらっとした感触。
でも酸化しやすいので、私はあえて使いません - 石油由来
ごめんなさい、私の美学から少し離れるので今回は試していません
化学式的には同じでも
使用感や心理的安心感は大きく違いました。

私のスクワランの使い方
こちらの記事でも少し触れた
私のスクワランの使いかたをシェアします。
私の朝のルーティンで
肌を軽めに整えたいとき、
自作化粧水の後に
手のひらに自作化粧水をのせ、
その上からハーバーのサメ由来スクワランオイルを一滴。
手のひらの上で
オイルを水と擦り合わせて乳化させ、
顔を優しく包み込むように仕上げます。
私は冷え性で手が冷たいこともありますが、
この方法だと手のひらの温度も少し上がり
ほっこりとした暖かさで肌にのせられるのが
すごく気に入っています。
肌への影響と価値観
原料の違いは肌への影響よりも
「自分の価値観や直感」も大切です。
- ナチュラル志向なら植物由来
- 高保湿重視ならサメ由来
- コスト重視なら石油由来
選ぶときには
「肌に良いかどうか」だけではなく
自分の感覚や使うシーンに合わせると
納得感が増しますね。
まとめ─スクワランを選ぶときのヒント
スクワランは、
- サメ由来
- 植物由来
- 石油由来
と、
原料によって背景がまったく違います。
保湿力や安全性はほとんど同じでも、
どんな原料から作られたものを使うかで
使用感やイメージ、安心感は変わるもの。
私自身も、いろいろ調べたり試したりして、
「やっぱり自分が直感で心地よいと思えるものを選ぶ」
というのが一番しっくりくると感じました。
毎日肌にのせるものだからこそ、
「信じられる」と思えるものを選ぶことは、
肌だけでなく
心にも優しいケアになるのかもしれません。
みなさんもぜひ、
スクワランを選ぶときには
「成分の違い」だけでなく
「自分の価値観」も大切にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
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