朝、いつものように
レモン水(最近は寒いのでホット)を飲んでいて
ふと
「これって酸っぱいのに、アルカリ性ってどういうこと?」
と思いました。
アルカリ性食品。
健康にいいと言われているけれど
実際はどんな仕組みなんだろう?と。
そして、ふと
高校生の頃を思い出しました。
私の実家にはアルカリ整水器があって
ずっとその水を飲んでいたんです。
その流れで、自宅を建てたときも自然と
ヤマハのアルカリ整水器を導入してしまいました。
「水が美味しい」
「コーヒーが美味しくなる」
と感じることはあるけれど
実際のところ
体にどう作用しているのかは正直よくわからない。
そんなことを考えながら
今日も朝のレモン水をゆっくり飲みました。
今回はアルカリについて調べて
まとめてみました。
Contents
レモン水は酸っぱいのに、体にとってはアルカリ性?
レモンと言えば酸っぱい果物の代表。
クエン酸が豊富で、
pHは2〜3くらいの強い酸性です。
舌で感じる酸味は、
間違いなく酸性の証拠です。
でも不思議なことに
「レモン水は体をアルカリ性にする」
とよく聞きます。
どうして酸っぱいものが
アルカリ性になるのでしょうか。
クエン酸の代謝とアルカリ効果
その秘密は、体内での
クエン酸の代謝にありました。
クエン酸は体内に入ると、
ミトコンドリア内のクエン酸回路で分解され、
最終的に二酸化炭素と水に変わります。
一方で、
クエン酸に含まれていた
カルシウム・マグネシウム・カリウム
などのミネラルは、
体内に残ってアルカリ性の作用を示します。
つまり
味は酸っぱいのに
体に吸収されるとアルカリ寄りに作用する――
これが
「レモン水はアルカリ性食品」
と言われる所以のようです。
口の中でのpH変化
口の中では酸っぱいので
当然酸性です。
ただ、唾液には
重炭酸イオンなどの緩衝物質が含まれており、
酸を中和しようと働きます。
そのため、しばらくすると
口内の酸性はすぐに緩和され
酸っぱさが和らいだ感じがするんですね。
アルカリ食品=体に良いのは本当?
野菜や果物、海藻などを
「アルカリ性食品」と呼ぶのは
食べたあとに体内でできる
代謝産物がアルカリ性だからです。
昔は
「体が酸性に傾くと疲れやすくなる」
と言われていたからか、
酸性食品ばかり食べると体が弱る
アルカリ食品を食べると健康になる――
そんなイメージが定着していたのです。
だからうちの実家も
アルカリ整水器を導入したのでしょう(笑)
でも、科学的に見ると、
血液のpHは腎臓や肺が常に一定に保っているため
食べ物で血液が
酸性やアルカリ性に大きく傾くことはありません。
では、なぜ
アルカリ食品を食べると
体調が良いと感じるのか?
それは、
アルカリ性、酸性、
という区分は関係なく、単純に
野菜や果物には
ミネラルや抗酸化物質が豊富で
栄養的に体をサポートしてくれるからです。
食事のバランスが大切
よく、理想の比率は
アルカリ性食品:酸性食品=7:3
なんて紹介されますが、
実は厳密な科学的根拠はないみたいなんです。
健康情報サイトでよく出る
「食生活の目安」としての目安値が7:3らしく、
アルカリ性食品(野菜・果物・海藻など)
を多めに摂り、
酸性食品(肉・魚・穀類など)
は控えめに
という考え方を
わかりやすく示したものだそうです。
・・・紛らわしい(笑)
酸性・アルカリ性に関係なく、
野菜や果物を多めに取りつつ
肉・魚・穀類をバランス良く食べると、
体の代謝も肌の調子も整いやすくなりますよね?
ということで
結局、私は栄養バランスを考えればいい
と言う結論に至りました。
アルカリ整水器と私の体験
とはいえ、私にとって
アルカリ整水器は、とても身近な存在です。
高校生のころ、実家に導入され、
毎日当たり前のように飲んでいました。
自宅を建てたときも、何の躊躇もなく
アルカリ整水器をキッチンの水栓に組み込んだくらい(笑)
確かに、水がまろやかで
料理が美味しくなる、
コーヒーもまろやかになる気がします。
お家に遊びに来てくれた友達も
うちのコーヒーはおいしい!
と言ってくれます。
…豆はそんな良い豆ではありませんよ(笑)
でも
体に本当に特別な効果があるかと言われると
正直わからない。
科学的には、
飲料としてのアルカリ水は
「飲みやすい水」という印象が強い程度
なのかもしれません。

レモン水とアルカリ整水器の共通点
良い、悪い、ではなく
朝のレモン水も
アルカリ整水器の水も、どちらも
「体のバランスを意識するきっかけ」
になっています。
- レモン水 → クエン酸とミネラルで体内の代謝をサポート
- アルカリ整水器 → 飲みやすく、料理やコーヒーをおいしくする
科学的に言えば
過度な健康効果は期待できなくても、
生活に取り入れることで
日々の心地よさや習慣につながる点が魅力
だと思っています。
バランスがすべて!
私が今回、
レモン水を飲みながら気づいたのは
「アルカリ≠万能」
「アルカリ≠健康」
ということです。
体も肌も、
自然なバランスが最も大切。
血液のpHは腎臓や呼吸で守られ、
肌のpHは皮脂膜と常在菌で守られています。
だからこそ
飲み物や食べ物は身体をつくる
「バランスのサポート役」。
アルカリ水やレモン水を取り入れるときも、
「これを飲めば・・・!!」と
過度にたよるのではなく、やはり
食事やスキンケア全体で調整する意識
が大切だと感じました。
まとめ
朝のレモン水は
私にとって単なる習慣ではなく
体や肌のバランスを考えるきっかけ
になっています。
アルカリ整水器も
毎日の生活に心地よさを与えてくれる存在。
でも、科学的には
「血液や肌のpHを直接変える魔法の水」
ではありません。
大切なのは、
食事・飲み物・スキンケア全体のバランス
だと再認識出来ました。
私たちの体のしくみは本当に複雑で
本当に素晴らしく巧みに動いています。
昭和の常識や、
これまでの固定概念を見直す事で
毎日の生活をもっと
豊かにしていけるといいなと思っています。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。











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