スキンケアをがんばっているのに、
頬の毛穴が一向に良くならない。
清潔を保って、洗顔料も見直して、
保湿も丁寧にしているのに
ふと鏡を見るとやっぱり気になる
「毛穴の開き」。
そんなある日、ふと思ったんです。
「毛穴って、もしかして“傷”と同じように、 守ってあげたら変わるんじゃない?」

もちろん
医学的に毛穴は“傷”ではありません。
でも、
“繊細な組織”であることは確かですよね?
毎日毎日
紫外線や乾燥、枕の摩擦やメイクなど、
刺激にさらされて弱った私の毛穴…
だったら一度、
“毛穴を守る”ことに全振りしたら、肌はどう反応するのか?
という仮説のもと、
ちょっとした実験をしてみることにしました。
今回はその実録と気づきをまとめておきたいと思います。
Contents
肌は毎日、小さなストレスを受け続けている
角層という薄いバリアの上にある肌は
日常生活の中でさまざまな刺激にさらされています。
- 紫外線による酸化ストレス
- 乾燥によるバリア機能の低下
- 枕の摩擦や寝返りによる物理的な刺激
- ファンデーションやクレンジングによる繰り返しの負・・・
こうした小さな負担が
毎日少しずつ蓄積されていくことで
毛穴周囲のキメが乱れたり
炎症が慢性化したりして
「毛穴が開いたように見える」状態に
つながるのではないかと思いました。
毛穴の“守るケア”って何だろう?
スキンケアって、どちらかというと
「与える」ことや「落とす」ことに
意識が向きがちです。
化粧水で水分を
クリームで油分を
ピーリングで角質をオフ。
でも
私のように
敏感で混合肌気味、しかも
毛穴が開きやすいタイプにとっては
そのどれもが実は
“刺激”になっていることがある。
毛穴というのは、
毛が生えるための構造的な穴であり、
皮脂分泌という役割を担う
大切な器官でもあります。
だからこそ、
何かを”詰める”とか”取り除く”といった力技ではなく
まずは毛穴周辺の角層環境そのものを”守る”
という選択肢があってもいいのではないか?
と考えました。
紫外線や摩擦、乾燥、化粧品によるわずかなダメージ——
そういったものが日々毛穴の周囲の皮膚に蓄積することで
キメが乱れ、毛穴がより目立ちやすくなる。
じゃあ、もし——
もし、それらの
“外的ストレス”から徹底的にガードできたら?

ちょっと余談【眉間のシワ消し】
実はこの「守る」という発想、
昔から個人的にやっていたことがありました。
眉間のシワ予防に
「ニトムズの優肌絆」という
肌に貼れるテープを貼って寝ていたことがあって。
これ、見た目はともかく(笑)
高いシワ用クリームを塗るよりも
よっぽど効果を感じられたんです。
一日色んな表情をして出来た
細かいちりめんジワ。
これが、きれいさっぱり翌朝に無くなります。
皮膚を物理的に
“動かさない”ように保護しておくことで
しわが寄るのを防ぐ。
ある意味でこれも
「守るケア」のひとつの形だったなと思ったんです。
じゃぁ…
徹底的に“守る”ことに特化したら、毛穴は変化するのか?
そんな発想から思いついたのが、
ハイドロコロイド素材の活用でした。
ハイドロコロイドを頬に貼ってみた
ハイドロコイドとは?
ハイドロコロイドとは
自己吸収性の高い絆創膏の一種です。
傷やニキビのケアにも使われています。
傷口の湿潤環境を保ちながら
外部からの汚れや細菌をしっかりガード。
これにより
自然な治癒を促進し、治りを早める効果があります。
特にニキビの炎症を抑えたり
かさぶたを防いで目立ちにくくする目的で
パッチとして使われることが多く、
敏感肌の方にも優しいのが特徴です。
炎症を抑えて乾燥も防げるという点で
毛穴ケアに活かせないのかな?と思いました。
いざ!
今回使ったのは、
家にあった瑞光メディカル社の
「ハイドロコロイド包帯」。
医療用のハイドロコロイド素材で、
本来は傷や火傷の保護・治癒促進に使うものです。
「これで毛穴も守れるのでは?」と思い、いざ実験…
▼やり方:
- 入浴後、自作の低刺激化粧水で肌を整える
- 気になる頬の毛穴ゾーンにハイドロコロイドをカットして貼る
- 朝までそのまま就寝
最初に貼った瞬間、
強固な肌に「守られてる〜」という感覚があって、
なかなか良い感じ。
(見た目はさておき笑)
朝まで貼ってみた結果
翌朝。
ドキドキしながら鏡を見てみると…
たしかに、
「毛穴の縁が少しふっくらしてる…?」という印象。
いつもより赤みも出ていないし
顔がべたついてない。
手で触れてみたときのザラつきも少ない。
けれど…!!
剥がすときにめちゃくちゃ痛い。
粘着力が強く、
ペリペリと剥がすたびに「角層、持ってかれてるな……」
という感触が。
実際、剥がしたあとの肌は
ピリッとして赤くなってしまい
期待していた「守られた結果」とは裏腹に
肌への負担が際立ちました。
そしてあとから調べてみると…
なんと貼っていたのは、フェイス用の絆創膏タイプではなく「包帯」タイプ。 粘着力が高めに設計されているため、広範囲の創傷用としては優秀でも、顔には強すぎたのかもしれません。
オチ・・・(笑)

この実験で得た気づき
● 守るケア=確かに有効。でも”貼るものの選び方”が超重要
ハイドロコロイド素材の肌への効果は
予想以上に良かった。
赤みの軽減や毛穴のふっくら感など
手応えはある。
けれど、
それを得るには「剥がすリスク」も同時に発生する。
つまり、
守ることと、塞ぐことは違う
というのが大きな気づき。
包帯用ではなく
フェイス専用やニキビパッチのような
粘着力の弱いものを選ぶ必要があると痛感しました。
まとめ:痛かったけど、方向性としてはアリかも
今回の実験で分かったのは、
- 毛穴も“守られる”ことで変化する可能性がある
- バリア機能を補強する方向でのアプローチは有効
- ただし、道具選びと剥がし方には最大限の注意が必要
でした。
痛かった……ほんとに笑。
でも、
発想としては悪くなかったと思っています。
今後は粘着力の弱いパッチタイプや
ジェル状の保護膜など、
より肌に優しい選択肢で再チャレンジしてみたい!
毛穴のケアというと、どうしても
角栓を取ったり引き締めた…という
“攻め”の方向に意識が向きがちだけれど
“守って、育てる”という選択肢があるかもしれない。
肌は自分の一部。
大事に扱えば、ちゃんと応えてくれる。
私はそう信じています。
…でも、やっぱり
包帯タイプはやめとこう…
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
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