肌再生の秘密は鬼舞辻無惨にあり?幹細胞とメラノサイトで守る美肌術【鬼滅の刃で学ぶ】

最近、化粧品検定の試験勉強と共に
肌について色んな事を学んでいます。

そんな中で、
肌の再生ってただ
細胞が分裂しているだけじゃない
って知りました。

ちょっとマニアックなお話しになるのですが、
角層や有棘層の細胞は、
増えては死に、また増えて…
の繰り返し。

これって何かに似てない?

そうだ、
鬼滅の刃の鬼だ!!w

今回は細胞の仕組みを鬼の起源
鬼舞辻無惨”に例えて考えてみました。

読み進めれば、
肌の再生やターンオーバーの本質が
自然に理解できる…はず(笑)。

※正義と悪が逆転している点はご承知おき下さい…
ちなみに無残様推しではありません

表皮細胞と幹細胞の違い

まずはちょっと背景から。

皮膚の表皮は大きく分けると、
内側から、

  1. 基底層
  2. 有棘層
  3. 顆粒層
  4. 角層

この4つからできています。

①の基底層には表皮幹細胞が潜んでいて
ここから新しい角化細胞や
メラノサイト(メラニンが作られる場所)
が生まれます。

普通の角化細胞は、
①の基底層で生まれた後

②有棘層→③顆粒層→④角層へと
順に変化を遂げ、
最終的には死んで角層の一部になります。

コスメに良く書いてある、※角質層までというのは、この「角層」のこと。

これはまるで

肌の子どもたち(角化細胞)が
一生懸命働いて垢となり
消えていく…そんな循環です。

一方、幹細胞は

鬼舞辻無惨のような存在です。

そう、すべての鬼の
生みの親

無惨が太陽を克服しようと必死で探すように
幹細胞は体をより良い状態に保とうと模索し、

必要なときに新しい角化細胞や
メラノサイトを生み出します。

普通の”細胞”と違うところは、

ただ自分と同じコピーを分裂して
作り出すだけではなく、

幹細胞」というのは

自分を複製しながら
必要に応じてさまざまな種類の細胞に
変化できる“特別な細胞”なんです。

つまり、

体の修復・再生の司令塔。

全ての鬼を管理監視できる無残ならぬ、
その他大勢の”細胞”の生みの親が
幹細胞なんですね。

幹細胞を増やせばいい?

じゃあ・・・

美容目線で見たとき、

より良い状態に保とうとする
幹細胞を増やせば、
お肌ももっと生き生きするのでは?!

つまり

第2、第3の無惨をもっと増やせば
肌の再生力も高まるのでは?!

と私は思ってしまったのですが、

残念ながら大きな間違いでした。

鬼滅の世界でもし
第二、第3の無惨がいたら…
きっと互いに殺し合うでしょう。

体内でも同じで、
幹細胞が無制限に増えるとガン化します。

分裂を止められず、周囲を侵食する…
これが、
暴走幹細胞=ガン細胞です。

怖い…!

だから、私たちは
幹細胞(無残)を増やすのではなく、
元気に保つことが重要です。

幹細胞を守る、活かす方法

さて、ここからが本題です。

どうすれば
“無惨(幹細胞)”を元気に保てるのか。

無惨は「太陽の光」と「鬼殺隊」から
常に命を狙われています。

肌の世界でも同じように

幹細胞は
紫外線(太陽)と
炎症・酸化ストレス(鬼殺隊)から
攻撃を受け続けています。

どちらも、
肌を老化させる最大の敵。

もし

鬼殺隊も太陽も存在しなければ――
無惨は無敵かもしれません。

でも、その世界は
言い換えれば刺激のない“無菌室の肌”

それでは、外的環境に対応できない
“ひ弱な肌”になってしまいます。

ひ弱な無残様は嫌だ…

だからこそ、
私たちの肌は常に戦っている。

無惨(幹細胞)は、生き延びるために
再生と修復を繰り返しながら

“健康に生きる”ための
力を保っているんですね。

紫外線の脅威

無惨が太陽を克服しようとするように
幹細胞も紫外線を何より嫌います。

紫外線はDNAを傷つけ、
細胞分裂の力を弱らせてしまうからです。

だから、日焼け止めはまさに
日輪刀からの防御バリア」。

塗らない日=日中に無惨がうっかり外を歩くようなもの。

そして鬼殺隊――

つまり、
酸化ストレスや炎症は、
幹細胞を静かに追い詰めます。

不摂生な生活、睡眠不足
糖質過多、ストレス。

これらは“見えない柱たち”であり、
幹細胞を削る鋭い一撃を
日々繰り返しているのです。

メラノサイトは「日光から鬼(細胞)を守る部隊」

さて――
基底層にはもう一人、重要な登場人物がいます。

それが、メラノサイト。

彼らは、
鬼舞辻無惨(幹細胞)が生み出した
“特殊部隊”。

鬼(角化細胞)たちが
太陽の下でも活動できるように、

日傘のような防御膜=メラニン
作り出す存在です。

鬼滅の世界で言うなら、ちょっと違うけど
「無惨様の配下で日光克服に挑む珠代さん」
みたいなイメージ。

メラノサイトの体内には、
“メラノソーム”という
小さな袋があって

そこではチロシンという
アミノ酸をもとに
メラニン色素が合成されています。

紫外線という
「太陽の攻撃」が肌に降り注ぐと

このメラノサイトが一斉に動き出し、
メラニンを生成して
周囲の角化細胞にバトンのように渡していきます。

こうして表皮全体に
“影のヴェール”をかけ、
DNAの損傷を防ぐんです。

「シミ=身体にとっては悪」ではない

“シミのない美しい肌”を
目指す私たちにとって

メラニン=シミの元➔悪!

というイメージがあるかと思います。

でも、本来メラニンは
肌を守るための盾なんです。

紫外線という外敵からDNAを守るために、
メラノサイトが一生懸命
メラニンを作り、それを表面に送り出して
「バリア」を張っている。

私たちが「シミ」と呼んでいる状態は、
体からすれば

「危険信号に対して正しく反応した証拠」
なんですね。

もし、
メラノサイトが働かなかったら。

紫外線が直接DNAを攻撃してしまい、
結果的に炎症、色素沈着

さらには
老化の加速を招いたり

DNAの破損によりガン細胞が発生してしまいます。

つまり、メラノサイトは敵ではなく、
鬼たち(角化細胞)を守る護衛隊長。

無惨様(幹細胞)から生まれた
兵隊なんですね。

無惨を支える“サポート隊”──スキンケア成分の力

そして忘れてはいけないのが
幹細胞を陰で支えるサポート隊の存在。

科学的にその働きがわかっている成分たち――

EGF(上皮成長因子)や
FGF(線維芽細胞増殖因子)
ナイアシンアミドなどは

まるで十二鬼月のように、
幹細胞・無残が一人で暴走するのを抑えつつ
サポート部隊として後押ししてくれる存在です。

これらの成分は、

無惨(幹細胞)が
存分に力を発揮できるように
“舞台を整える”サポート役。

肌の回復力を引き出しながら
過剰な分裂(=がん化)を防ぐ
精鋭部隊なんですね。

太陽・鬼殺隊(外界からの刺激)たちとの共存こそが、美肌の極意

私たちの肌は外界からの様々な刺激から
身を守ってくれています。

紫外線を無くすことは出来ないし、
物理的な刺激も無くすことは出来ない。

つまり

炎症もストレスも
私たちが生きていく上で避けられない存在なんです。

大切なのは、
暴走を防ぐこと

御屋形様が”いい塩梅”で
鬼殺隊と無残との距離を取りながら
鬼の全滅を謀ってきたように、

肌もバランスを保てば、
幹細胞はむしろ鍛えられていきます。

(無残も長い年月をかけて強くなっていった…はず(笑))

だからこそ
規則正しい生活、栄養
睡眠が欠かせません。

これらは
幹細胞の育成稽古”。

バランスよく食べて、
よく眠り、心を落ち着ける。

それが、
肌の鬼殺隊との共存の道です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

幹細胞は「生存の象徴」。

鬼舞辻無惨がもともとは
太陽を克服して生存ようとしていたように、

幹細胞も日々、より良く生きるために
進化を続けています。

だからこそ
守る・育てる・共に生きる。

それが、

幹細胞を活かすスキンケアの本質だ
ということを書きたかったわけです(笑)。

人間の体のつくりって
本当に面白いです!

つたない説明でしたが、
少しでもなにか感じてもらえる部分があれば
幸いです。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

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